FILM 映画(2003/03~2004/06)幸運にも映画館で見ることの出来た作品の記録。 ふたりのトスカーナ IL CIELO CADO 監督 アンドレア&アントニオ・フラッツィ 出演 イザベラ・ロッセリーニ コメント 「戦場のピアニスト」が話題になっているけれど、「シンドラーのリスト」 でガッカリした私は、やっぱりこっちを選んでよかったとつくづくく思う。 近年、泣くような映画は観ないようにしているのだが、最後に泣かされた。 しかし、ハリウッド映画のような、 “泣けよー”というのではないところがいい。景色も素敵、子どもたちの遊んでいる時の会話も楽しかった。(日比谷シャンテ2003/03/11) 熊座の淡き星影VAGHE STELLE DELL'ORSA 監督 ルキーノ・ヴィスコンティ) 出演 クラウディラ・カルディナーレ コメント 1965年ヴェネティア金獅子賞 随分古い映画でもいいものはいい。 音楽もいい。(2003/07/26) 座頭市 監督 北野武 出演 北野武 大楠道代 浅野忠信 コメント 久しぶりに観た時代劇。黒沢以来かな。 ストーリーは単純。いっぱい死んで、いっぱい血が飛び散る。 でもきれいな画面。 スピーディな殺陣。 カーテンコールのようなお祭りシーン。 文句なしに面白かった!(2003/09/13) パイレーツ・オブ・カリビアン~呪われた海賊たち~ PIRATES of the CARIBBEAN(THE CURSE OF THE BLACK PEARL) 監督 ゴア・ヴァービンスキー) 出演 ジョニー・デップ ジェフリー・ラッシュ オーランド・ブルーム コメント 久しぶりに面白いハリウッド映画。 昔のように西部劇を作れないのなら、こんな風な娯楽映画だけにすればいい。 ジョニー・デップが最高! 「ショコラ」で、チョット不思議な感じの俳優と思っていたのが彼だったらしい。(2003/10/19) 幸せになるためのイタリア語講座 ストーリー デンマーク コペンハーゲン近郊のとある街で、市役所で行われている週一度のイタリア語講座で出会った6人の男女。それぞれに問題を抱えていたが、最後にみんなでヴェニスに旅行をして、幸せになるというお話。 監督 ロネ・シェルフィグ 出演 アンダース・w・ベアテルセン アン・ストウーベルベック サラ・インドリオ・イェンセン コメント 女性監督 ドグマ95手法(ロケのみ、ハンディカメラ、自然光、サウンドを別なところで作らない等) ほぼ満席(銀座シネスイッチ 2004/02/13) スパニッシュ・アパートメント L'Auberge espagnole ストーリー パリに住む青年が、出世のために1年間バルセロナに留学のため離陸する。 そこで、6カ国から来ている青年と一緒に暮らし、いろいろあったが、1年後に帰国した時には、出世街道に乗ることを辞めてしまう。それが、彼の本当の離陸であったという話。 監督 セドリック・クラビッシュ 出演 ロマン・デュリス セシル・ド・フランス コメント フランス・イギリス・イタリア・スペイン・デンマーク・ドイツ・ベルギー7カ国の若者達。 特にお国柄を強調するわけでもなく、それぞれの個性として描いている。 原題は、「ごちゃまぜ」と言う意味もあるそうな。(日比谷シャンテ 2004/05/21) パッション THE PASSON OF THE CHRIST ストーリー キリスト最後の12時間。 ゴルゴダの丘から、十字架の道行き、受難。復活も一寸匂わせて。 監督 メル・ギブソン 出演 ジム・カヴィーゼル モニカ・ベルッチ マヤ・モルゲンステルン コメント 聖書そのままを映像に表現するとこうなる。 これまでに見た宗教画が頭の中を駆けめぐる。 ミケランジェロはじめ、多くの芸術かが描いたピエタも、現代の表現ではこうなる。 誇張も、てらいもなく、残虐なむち打ちの場面も、目を背けることなく見せる。 そして、イラクの収容所で起きたことが脳裏をかすめ、2000年の人間の歴史は何だったのだろうと思わせる。 最後の復活が印象に残る。(タイムズスクエア 2004/06/07) |